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4年目Ⅰ

テイクアウトの店を開いた年、レストランを開いてから4年目には全体の売上が1億円を超えた。
出かけるときは子供のおむつでぱんぱんだった私のバックが お店にとって必要な書類にとって代わってこの数年間。店は確実に自身のキャパシティを広げていた。

アメリカに暮らすのは そろそろ日本にいた年数を超えるというのに、いまだドルに対しての感覚が円よりも希薄だと思わずにいられない。
日本に行くと2千円の出費に 注意深くても 20ドル札にはそこまでではない。
売上にゼロがたくさんついても今一つピンとこなかったものが、改めて考えてみると、これって日本でいう1億円?!とある日気がついてびっくりした。
その感覚がアメリカでのビスネスにプラスになっているのかどうか。

それでも、1億円と知ったとき、なるほど、と思ったのは、私はこれまでに日本円で1億円という現金を毎日見ていた時期があったから。

高校を卒業して私はすぐに地元にある銀行に入行したが、その間の2年間、1日の終わりには1億円相当が出納係の机の上に積まれていた。
けれど見た目にはそれほどでもなかったので、不遜にも「なあんだ、一億円って、こんだけ?」という気持ちで眺めていたのを思い出す。

目に刻まれた記憶というのを私は信じていて、その光景は必要とあれば現実化するのは、その記憶がないよりもずっと簡単なのではないかと思っていた。だから成功法則を書いた本ではよく、自分の欲しいものを写した写真を貼っていつも眺めるように、と進めている。

先日、YOUTUBE で「見ると勝手にお金持ちになってしまう映像」を見つけた。お金をとても丁寧に、様々な角度で写し、お金への愛情を感じさせる映像と バックグラウンドミュージックが心を和ませてくれる。こんなふうにお金を見つめる視点があるのはいいと思った。

銀行にいた2年間は 興味のもてない仕事をしていたため、自分に嘘をつき続けていた時期だった。 それにも関わらず、今はその時に得た、事務処理のノウハウに感謝している。もちろん日々の1億円との対面にも!
無駄な体験というものは存在しないと あの頃のことを思い出すたびに納得している。

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by S_Nalco | 2010-09-21 18:17 | 成長
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