開店4週間後の休業中に、West Companyが私たちのために見つけてきてくれたのは、 50を過ぎた、ダンディな紳士だった。 実際びっくりした。 どうしてこんな素敵な人がうちに? (詳しくは・・・・こちらを) 彼はWest Companyの担当者が言ってくれたように、私たちの「役に立ちたい」と本当に思ってくれている不思議な人だった。 「何をすればいいんだい?必要なことなら何でもやるよ」 そう言ってくれた。 給料も店が軌道にのるまではそんなに要らない、と。 実際のところ彼はWest Companyの社長の旦那様だった。West Company は会社をあげてここまで私たちに尽くしてくれる気になっていたのか??? ひとりひとりの持つエネルギーって本当にすごい。うちのような小さな店では顕著に表れる。ともかく彼が来てくれたお陰で店は確実にグレードアップした。 私は彼に見合った報酬をいつかきちんと払えるようになりたい、と強く願った。 その時にはとうてい無理で、彼の善意に頼るしかなかったけれど、会社として、それ相当のものが払えるというのは大きな成長の証でもある。私は宇宙はすべての人に公平だと信じている。だから宇宙がその人に見合った報酬を渡せるだけの 会社としての器を大きくしていきたい、と思ったのだった。 そして、彼は7年経った今も私たちと共にいてくれる。 彼の存在は、店をしっかりとこのコミュニティに立たせてくれた。この町で育ち顔も広い彼がいるだけで、私たちの店を信頼してくれる人もいる。小さな町での商売には欠かせないエッセンスを彼が持って来てくれた。しかも彼の 謙虚な、細かい心配りのあるホスピタリティ、そしてワインカントリーと呼ばれるこの地域ならではのローカルワインへの思い入れ。メニューにはスティーブのリスト、というワインのセレクションがある。 「どんなことでも、君たちがやろうと決めたことは応援するよ」、 この7年間 彼はそのスタンスをくずすことなく、影となり、日向となり私たちを支えてくれた。 私たちは彼のロイヤリティにどこまで応えられるだろう?それが大きなモチベーションのひとつになっていることは言うまでもない。 休みの土、日はファーマーズマーケット、結婚式、様々なイベントで 仲間と一緒に作る音楽でベースを弾いているミュージシャンでもある。彼と知り合えたことは公私ともに私たちへの大きなギフトとなった。
by s_nalco
| 2010-09-20 14:46
| スタートに関わったスタッフ
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北カリフォルニアでのお気楽ヒッピー暮らしから、2003年、広島風お好み焼きとおスシをメインにした日本食レストランを開きました。3年後には店のお客様10組から支援を受けて、店の建物を購入、テイク・アウトの店をさらにオープン。町角の小さな「お好み焼き屋」をと思っていたのが、現在店はスタッフ30人のファミリーに。
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