3年目 Ⅱ


“サークル・レンディング”(Circle Lending)

銀行ではなく、親しい友人や家族といった仲間うちでのお金の貸借をそう呼び、またそれをスムーズに法的にセット・アップしてくれる会社があるらしい。

「レストランにもファンがついてくれているし、良さそうな人に声をかけてみたらどうだろう」とスティーブ。

この方法には双方にメリットがある。貸すほうも、借りるほうも、ともに銀行でするよりもずっと良い利率で貸し借りできるということ。
しかも借りるほうが私たちのようにビジネスのためなら、貸してくれる人たちも このビジネスに参加しているという連帯意識が芽生えてくる。

それは私たちにとっても2次的ではあるけれど、大きな利益だ。
自分がお金を貸しているレストランがうまくいって欲しいと願うのは当たり前のことで、私たちはお金を借りて、しかもその上に強力なサポーターを得ることになる。
応援してくれる人が増えれば増えるほど、店は益々豊かになる。

私はさっそくサークル・レンディングの会社をネットで調べて、資料を送ってもらった。
メールで何回か質問したあと、これならばその会社に頼むまでもなく自分たちで出来ると思った。
何故なら会社に頼んで計算してもらう金利や返済プラン、その他については、店で毎月の消費税の申告と税金関係を頼んでいる会計士が無料で引き受けてくれたし、証明書を作ってくれる弁護士もお客さんに当てがあった。
弁護士には相談料と、証明書の製作費を払ったけれど、遠くの知らない会社に頼むよりも、常連のお客さんにお金を払うほうがコミュニティのためにもなる。
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by s_nalco | 2010-09-21 18:20 | 成長
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