単純作業に祈りをこめる。

開店前に、ナプキンをテーブルにセットしてお箸を置く。

今ではウエイトレスの仕事よりも他のことをやっているので、そんな機会もないけれど、私はお客様を迎える前のその、作業がとても好きだった。

開店前に一席ずつ、心を静めて「ありがとう」と静かに言いながら、お箸を置いていく。
今日、ここに座って食べて下さる人のために、この場を整えていく、という意味で。

うちのスタッフは皆んな仲良しなので、楽しいお喋りも飛び交うけれど、こういうことも大切だよ、と話していく。

「単純作業に祈りを込める」

この言葉を見つけたのはどの本でだっただろう?

単純作業だからこそ、おろそかにせず、祈りを込めて店の波動を整え、お客様をお迎えする準備をする。
そういうことが私は大好きだから、お花を飾ったり、掃除したりすることの意味もそこから話す。

掃除をすることは、自分の心を掃除すること。
日本では、妊娠中にトイレの掃除をすると、綺麗な子が生まれると言われているのよ、と言うと20代の女の子たちは興味深そうに聞いている。

開店前、パティオの小さなエンジェルの前のキャンドルに火を灯して、少しのあいだ目を閉じているスタッフを見ると、私までもほっとする。

こういう人たちが働いてくれていることに、本当に感謝している。
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by s_nalco | 2010-10-05 16:46 | ホスピタリティ
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