ビジネスホテルと大浴場

さて、日本に戻った時の一番の楽しみは本屋ですが、第2の楽しみ、
月並みでも、温泉。

でも別に温泉でなくても、大きなお風呂であれば大衆浴場だってOK。
アメリカに暮らしていると、たっぷりした大きな湯船に浸かれるだけで幸せなのです。

この1年、今回もあわせると4度も日本へ行くことがあって、ホテルや旅館へ泊ることも何度かあった。
今回書きたいのは、大浴場つきビジネスホテル。

2、3か所、行ってみたけれど、いずれもスーツケースの置き場にも困るほど、びっくりするくらい小さい部屋に 大浴場 という組み合わせ。
ようするに、部屋の小ささを大きなお風呂でカバーしている。

小さい部屋なので、必要なものがすべて手に届く範囲でそろっているのは結構便利(動かなくていいから?)。
枕元に電気のスイッチ、時計。ベッド脇に鏡とドライヤー、下に冷蔵庫。壁には6,7個のハンガー。
アメニティもたっぷり。
浴衣もついて、夜も朝もたっぷりお風呂を満喫して、結果、私は大満足だった。

部屋が小さい分集客出来れば大浴場も無駄じゃない。
値段は5000円から5500円。
この金額で簡単な朝食がついているところもあれば、
なかには1000円プラスで朝食バイキングのホテルもあった。
さすがにビジネスマンのお父様方が、ご自分でごはんをよそう姿を見るのは心苦しい。
けれど、朝から手作り豆腐や(京都市内のホテルでした) 食べきれない程の豊富なお惣菜の品ぞろえは、一日の始まりを心身ともに元気にさせてくれた。


うちの店の取引先のワイン会社は年に一度、テイスティングのパーティを開く。
ダイニングマネージャーのスティーブに行ってもらうのだが、車で1時間半かかる海辺のホテルで催されるものだから、たいてい1泊してきてもらう。

「海の見える、ジャグジー付きの部屋があるわよ!」

私がスティーブに興奮して言うと、

「僕はお風呂には興味はないんだよ」、と、あっさりしたもの。
ちょっと淋しい。

でも、と私はつくづく思う。

小さな小さなホテルの部屋でも、大きなお風呂があれば、バルコニーから海辺が見える、大きなお部屋よりいいかもしれないなあ、と。

私はホスピタリティに興味があるので、ホテルに行くのも大好き。
サンフランシスコのリッツ・カールトン・ホテルへも滞在したことがある。

けれど、日本のビジネスホテル、体験してみると面白い。
無駄なものをそぎ落として最低の必要だけにフォーカスしている。
だから機能的で、安い。

こういうのも、ある意味ニーズに合わせたおもてなし、と思う。
もちろん玄関である、フロントの対応がプロフェッショナルで 気持ちいいのは言うまでもないです。
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やっぱり私が行きました。海の見える、ゆったりしたジャグジー!
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by S_Nalco | 2010-10-26 17:05 | ホスピタリティ
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