屋台ワールド

日本に帰って、一番楽しい本屋
2番目の大きなお風呂、
そして、これが最後ですが、3番目。
「屋台のラーメン」。

3番目だからか、4度の日本滞在のうち、行くことが出来たのは残念ながら今回だけ。

屋台のラーメンは私の実家のある、広島、呉市内の通りに通称‘屋台通り’があって、そこにずらずらと並んでいる。
最近では屋台じたいの数も、以前に比べて減ってきた気がするけれど、ラーメンにこだわらず、無国籍料理、創作料理の屋台もある。
小さな店(?)の中で、まるで炬燵を家族で囲んでいるかのような雰囲気を醸し出す屋台ワールド。


うちの店にはカウンター席が6~7席あって、そこにお客として座ると何となく、私は屋台ワールドに入った気分になる。

数か月前に遠方から友人が訪ねて来てくれて、ふたりでカウンター席に座ったとき、友人の隣には初老の男性が一人でお酒を飲んでいた。
オスシはまだ初心者のようで、私が友人のために注文したオスシを興味深そうに見ていたから、どうぞ、どうぞ、とどんどん勧めた。
気のいい友人も彼にお醤油や、ワサビの使い方を教えてあげたりして、自然にオトモダチ気分。

「こんなに楽しいディナーはなかったよ」

そう、言い残して帰られて、あとでウエイトレスから聞いたことには、私たちのお勘定の一部にして欲しいと、お金を置いて行かれたとか。
「でも、あの人はうちのオーナーなんですよ、って私、言ったんですけどね」。


広島市内で半日買い物したあとはくたくたに疲れていたけれど、「屋台のラーメン行く?」と3人の子供たちに尋ねると全員「行く!」と鼻息も荒く、私を喜ばせてくれた。
電車で、実家を通過して、屋台のある呉駅へ夜、9時ごろ着いた。
そこから徒歩で5,6分。

でも、もうみんなくたくただった。
まだ一度も屋台ラーメンを体験したことのない息子に 
「着いたよ」と屋台の続く通りを指さすと、彼はびっくりしたように、
「店じゃないじゃん!」と怒った。
娘ふたりがこらえきれずに笑ってる。

あれれ、「屋台」、という店の名前だと思っていたのかな。

道路わきに座り込んだ彼をなだめてなんとか4人席が並んで空いている店に入った。

目の前におでん!

ラーメンにおでんの卵を投入して食べる。
おいしい!
息子もそのおいしさに、ラーメンの湯気の向こうで、すっかり機嫌を直していた。

よかった。
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by S_Nalco | 2010-10-27 16:38 | 日記
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