one more chance

今日、お店に出ると、リザベーションリストのお客様の名前の横に、メモが書いてあった。
何でも、前回彼女たちは、テーブルを予約していたのに、スシカウンターしか空いてなかったので、がっかりした、という。

店を開けたばかりの頃は、スシカウンターは人気がなかった。
隣に見ず知らずの人が座る、というシチュエーションはこの田舎町では、バー以外には有り得なかったのだろうか。
カウンター席が空いていても、テーブル席がなければ、帰るお客様が殆どで、カウンター席だけがいつもガラガラだった。

今ももちろんテーブルのほうが人気が高いけれど、カウンター席しかなければ、気軽に座ってくださる。
テーブル席が空いたので、「移りますか?」と聞いても、座ってみれば居心地がよくなったのか、
「ここでいいわよ」と言う人が大半。
カウンター席を指定する人も増えた。

けれどもちろん、恋人同士ならテーブル席がいいに決まっている。

今日のお客さまも、顔を見てみれば20代後半のカップル。
「ごめんなさいね、前回は。でも、また来てくださってほんとうにありがとう!」
そう言って、デザートをご馳走させて頂いた。

お客様の中には、良い体験をしなかった店にはそれっきり2度と来なくなる人もいる。
けれど、再び来て、私たちにもう一度チャンスをくれる人達には、私は心からお礼を言いたい。

私たちはここにいて、足を運んで来てくれるのは、いつもお客様のほうだということ。
雨が降っても、雪が降っても。

そういうことに改めて感激している、今日という日。
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by s_nalco | 2010-10-31 17:46 | 日記
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