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サービス精神

サンフランシスコに数ある日系企業。
レストランに必要な味噌、醤油、海苔など日本の食材はそこから仕入れる。
けれど、私の町はサンフランシスコから車で2時間半離れているので、配達してくれるのはたった1軒の会社だけ。

それでもオープン当時からの担当の方が、誠意をもって取引をしてくれるので本当にありがたい。

私は日本で商売をしたことがないので知らないけれど、
こちらでの会社の対応にはびっくりさせられることが多い。
例えば、注文しておいたものが品切れで届かない、というのは配達されるまでわからない。
相手のミスで、届かないにしても、「では次回の配達に」と、それだけ。

これが先の日系企業なら、品切れの場合、配達の事前に連絡があって代替えのものを提案してくれる。
相手のミスで届かない場合には、担当の人が2時間半かけて、店まで届けてくれるか、郵送してくれる。

日本人のサービスってすごいな、とつくづく思う。

1時間離れた野菜を売る会社は、週3で配達に来てくれていたけれど、この近辺の取引先が減って、ここまで配達に来たくないので、来週から配達をやめます、と電話があったときにはびっくりした。
そんな突然宣告されても、急には無理。
電話してどうにか1週間だけ待ってもらえることになった。
毎年クリスマスが近くなると、会社のカレンダーや、チョコレートを届けてくれることよりも、もっと違うことに気を使ってほしいな、と苦笑するしかなかった。

「田舎だから」
とくくってしまえば簡単だけど、競走相手が少ない分、いわゆる殿様商売が多いのだろうか? 
町でも、大きなデパートよりもローカルで買い物をしましょう、と呼びかけてはいても、
古くからある地元の店は対応が悪くて、
「行きたくないわよ」とこっそり教えてくれる友人もいる。

同じ商店街のメンバーとしてはとても残念。

かく言う私も、スターバックスのコーヒーが大好き。
ドライブ・スルーで窓口から顔を出す若い子たちの お約束の元気な笑顔がコーヒーよりも効いている。
町に3軒あるこのコーヒー屋はどこもいい。
きちんとスタッフの教育が行きとどいているんだな、と未来が明るくなる。
by S_nalco | 2010-11-11 18:31 | ホスピタリティ
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