感謝祭の前に

感謝祭がこの木曜日に迫り、今週からたいていの学校は休み、会社も休みに入る。
家族が帰省したり、友人が集ったりしてレストランにも大人数で来られるお客さまが多い。
七面鳥や、トウモロコシのパン、カボチャのパイなどで祝うこの祝日は、日本のお盆のように、家族、親戚が集う。

常連のお客様が、友人や、親戚を連れて来て私に紹介してくれる。
ここのおスシが美味しくてね、とか、
お好み焼きを食べたことがあるかい?
なんて会話を耳にすると、ちょっと緊張する。

だからと言って、特別なことをするわけではないけれど、
連れて来てくれた人も、連れて来られた人も、十分満足して帰って欲しいとしみじみ思う。

実は随分前になるけれど、友人が私をある日本食レストランへ連れて行ってくれたことがあった。
ちょっぴり高級っぽい場所で、支店も何軒か出している店。

雰囲気もよく、使っているお皿もとても洒落ていた。
ところが肝心の魚が一口食べて、期待していたほど新鮮ではなかった。
私はうっかりその通りを口にして、しまったと思った。
せっかく連れて来てくれた彼女の気持ちを害さなかったかと思ったのだ。
魚以外はどれも美味しかったし、綺麗な盛り付けだったから、それを中心に会話すれば良かったのだ。

私たちが店を開店した当時は失敗だらけで、お客さまに随分迷惑をかけた時期があったのは度々ここでも書いてきたとおり。

その頃に、一人の男性が
「あの夜は遠くから来た友人をここでもてなそうと連れて来たのに、散々だったよ」
と後日言われたことがあった。
本人にしてみれば面目を潰された気分だったことは容易に想像できる。

こんなことがあったから、誰かが誰かを連れて来る、というありきたりな状況が、私の脳裏にピリッとしたものを喚起させる。

感謝祭に家族で集まった時に行った、あの店、美味しかったね、そんな思い出がひとつでも多くありますように・・・


それにはやはり、毎日の心がけ、なんだと思う。
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by S_Nalco | 2010-11-24 17:18 | 気づき
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