地元志向

ブラックフライデイから町中の店という店が、
飾り付け、広告を打ち、
賑やかに人を呼んでいる。

町の大通りには
「SHOP LOCAL  FIRST」(まず地元でお買い物を)
のバナーがかかった。

そう言われなくとも、定期的に地元の店をまわり、
ぼちぼち買い物をするのは、私の仕事。

商店街の中のひとつの店として、
地元の人を相手に商売しているので、
私も必要があれば必ず地元で買い物をする。

必要がなくとも常連のお客さんの店には必ず立ち寄ってみる。
買いたいものが見つからないときもあって、困るけれど、
それでも最低限、顔を出して、
店の人と話しては、もちつもたれつ、という関係を楽しんでいる。

景気が悪くなったと言われはじめた数年前でも、
外食は月に何度か家族でするように心がけた。
誰の財布のヒモも堅くなってきたのが 商売していると明らかにわかったけれど、
そうかと言って私達までも同じように
「使わない」ことを決め込んで何になるのだろう?

私には商売人だけでなく、主婦の顔もあるので、
普段なら2本頼むビールを1本にしたり、
デザートを控えたり、と、細かいことを考えて使うけれど、
基本はいつも 
儲けさせてもらったものは、地元で使わせてもらう、ということ。

地元を見回したとき、
そうなふうにお金を循環させていくことが町の活性化の道だし、
ひいては自分の店にも戻ってくる、
というふうに見え始めたのは、店が軌道にのってからだった。
(でも、これって、幼稚園のときにやった、「お買いものごっこ」が基本かも?)

だから近所の雑貨屋が、経営困難で店じまいするときに 
挨拶がてら買い物に行ったとき、
一緒に行った人が値切っていたのを見てびっくりした。
(すべての商品はすでに半額だった)
店側にしてみれば、もう後がないので買ってくれるのであれば、と安くしていたけれど、
私は足下を見ているようで嫌だった。
なるべく良い値段で買ってあげたい、
という気持ちは商売をしているから、考えられることなのだろうか?

貯金に関しても、大手の銀行から地元の銀行に定期預金を移した。
以前、大手の銀行では下りなかったローンが、
地元では融通を利かせてもらったことがあったから。

「預金口座は社会のお金の流れに貢献します。というのは、預金口座のお金は、より多くの富を生み出すために循環されているからです。」
「クリエイティング・マネー」マホロバアート 
 サネヤ・ロウマン&デュエン・パッカー 著

この個所を読んだときに、それまで個人的には預金に興味のなかった私の考え方が変わった。

「あなた方のなかには、貯金をすることは、お金が必要なときにそれを生みだす自分の能力を信頼していないことだ、と考える人もいるかもしれません」(同出)
どちらかと言うと、それまでの私はそうだった。

このように自分で商売をはじめてから、お金への考え方、取り扱い方がずいぶん変わった。
受け取り、使うだけだったのが、
それに加えて、自分で作り出すことを始めたために、
私は「お金とは」という自分の観念から、組み立て直していったのだと思う。
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by S_Nalco | 2010-12-02 14:58 | コミュニティ
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