誰もがお休みしたい日

今年のクリスマス・イブとクリスマスは休みにした。
大みそかと、お正月も。

店を開けた初めの年は、
クリスマスとお正月、独立記念日以外の祝日は殆ど開けた。
そしてお客さんの流れを眺めた。

近所に裁判所があり、
世間が休みだと、商店街への人出も減る。
だいたい祝日はたいてい商店街も休みなので、
そんなことも考慮して、2年目からは前年の記録を見ながら、
店の休日を決め、3、4年目からはそれが定着した。

要するにこれまではすべてお客さんの流れを見ながら決めてきた。

それを今年は スタッフの都合に合わせた。

クリスマスとお正月はこれまでにも休みだったけれど、
クリスマス・イブと大みそかも、出来ることなら休みたい、
早く帰りたい、誰もがそう思っているのは分かっていた。

何年か前に、
クリスマス・イブと大みそか、
両日とも仕事のシフトに入っていた若い女性が、
「それはフェアじゃないわ!」
と私に電話してきたときには びっくりした。
心底やれやれ、と思った。

私が、高校生のとき、
セブン・イレブンでアルバイトしていた時には 
丁度お正月がシフトになっていて、
朝早くから働いたことがあったけど、
それに有無を言うことなんて考えたこともなかった。

日本では、
「仕事だから仕方ない」と、
「酔ってるから仕方ない」という使い方ができるけれど、
こちらではその両方とも効力がないらしい。

誰もが心の中では休みたいと思っていて、
実際、働きたくないのに、働いてもらわなければならないのは、
こちらも気分が良くない。
特にクリスマス時期は家族が集う、大きな祝日。

大みそかも、遅くからのお客さんの予約は取らずに、
なるべくスタッフが早く帰れるように計らってきた。

けれど今年は思い切って、
従業員の都合の良いようにしたというわけだった。

商売の基本は、倦まずたゆまず継続すること。
けれど、従業員は 休みたいときに休むことが可能な限りできるよう、
それを今年はやってみてもいいかな、と思った次第。

クリスマス・イブの予約の電話には、
いちいち丁寧にお断りさせてもらっても、
代わりにスタッフの一人ひとりの笑顔が浮かんでくる。
今はそれでいいかな、と思う。

そうして色々な休日の取り方を試すうちに、
うちの店のスタイルがはっきりしてくるのだろう。
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Merry Christmas!
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by S_Nalco | 2010-12-24 17:19 | 休日
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