1年のあとに。

末の娘は、1年間の日本での中学生生活をこの3月で終えて、
4月からはこちらで残り2カ月、
再び中学1年生をやっている。

彼女の日本語の語彙が増えて、会話が弾む。
YOUTUBEからお気に入りの日本の曲を出しては私に聞かせ、
「このメンバーは紅白にも出たんだよ」
とその認知度をアピールする。

どんなに日本語を学んでも
「紅白」がどんな番組なのか知らないと、こんな発言はできない。

長女や長男とはできない会話が彼女と私、夫の間で咲いている。

こちらに戻って来て 学校に行き始めた頃は、
まさしく借りて来た猫のようだった。
びっくりするくらい大人しくて、
新しい学校に挨拶に行ったときにも
教頭先生の質問に答えるのも大変そうだった。

「どうやってアメリカ人と接していいかわかんない」

そう言っていた。


アメリカで生まれ、

12年間を過ごし、

たった1年間、日本に行って来ただけなのに?


「日本に行ったときね、
アメリカの全部を捨てなきゃ、
日本の学校に溶け込むことなんてできない、
って思ったんだよ。
それで全部捨てて来た。」

日本でできた仲良しの友達には、
普段はメールでやり取りし、週末には電話をしている。

部屋から聞こえてくる、
友達と話す彼女の日本語のひとつひとつが
光って、
跳ねて、
そこらじゅうに色を作っているような感じがする。

6月初めから始まる長い夏休みの間にある、
友達からのサマーキャンプの誘いも断って、

「この夏は、ひたすらのんびりするよ~」

と去年の夏休みのぶんまで取り返すつもりでいるらしい。
d0167973_3192313.jpg

[PR]
by S_Nalco | 2011-05-15 03:29 | 日記
<< Everything is c... Everything is c... >>