あったかうどんから見えるもの。

先週の月曜日から
テイクアウトの店でヌードル・バーを再開した。

うどん、そば、ライス・ヌードルと 
チキンか味噌味のダシ。
トッピングを自分でサラダ・バーから選ぶ
セルフ・サービスの形態。

この冬で3年目となるヌードル・バーは
今ではすっかり店の季節メニューとなって定着した。

照り焼きチキンや天ぷらなどのドンブリは温めて食べるけど
冷蔵庫で保存するお寿司は冷たいまま。
だからいつでもあったかいものが食べられるように、と
保温の為の機材を購入して
アメリカ人の好きな“ヌードル”のステーションを作った。

レストランでは、天ぷらそばや、うどんが注文できるけれど、
すぐに食べられて、
好きなものを好きなだけ自分で取ることのできる
カジュアルなスタイルが嬉しいと
ランチにはここで“ファースト・フード“を食べて行く人が多い。

子供たちが来て
食べてくれるのを見るのが個人的には一番嬉しい。

私の子供たちが小さい頃、こんなお店があったらよかったのに、
そう自画自賛している(笑)。

だからMSGなどの添加物や、
着色の入ったものも使っていない、
世のお母さん方に喜んでもらえるような食事を提供するのがうちの方針。

けれど、最近では日本の放射能を話題にする人も当然いて、
「この食材はどこから来ているの?」
という質問をたびたび受ける。

先日は「日本製」ということでラムネを返された。
子供に飲ませるものだから、
ことさら神経質になるのも無理はない。
メディアが流す情報だけでは
心もとないというのももっともだと思う。

 けれど、食事をするでもなく、ふらりと道行く人が店を除いて、
「その後、日本の新しいニュースはないの?」
と心配して尋ねる人もいる。

店で引き続き売り出している、
日本への支援金のためのT-シャツは以前ほどではないけれど、
それでもたまに「売れたよ」とスタッフから聞くと素直に嬉しい。

世の中には毎日のように、
祈らずにはいられないことが世界のどこかで起きている。

実際、多くのことは、
祈ることしかできない。


寒い日の温かな食べ物は、
まるで祈りが叶えられたときの
ほっとした気持ちを連想させる。

子供の笑顔は未来への期待と
大人の義務を思い出させる。

自分のいるこの小さな場所は、
いつも世界と繋がっていると思う。
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by S_Nalco | 2011-10-18 02:35 | 気づき
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