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新年のミーティング

長いあいだお休みを頂いていました。

にも関わらず、毎日訪問して下さる方が多くいて、びっくりしました。
ありがとうございます。

もう1月も終わりになりますね・・・。


「一期一会」
という文字をお正月の書き初めに書いた。

日本ではすでにありきたりの言葉で、
私が日本で、以前勤めていた銀行にも
この文字が標語として掲げてあった。

うちでも、従業員専用のトイレには、
この言葉と、その意味を説明したものを数年前から貼っている。

けれど、7年間、
レストランでサービスの仕事をさせてもらった後に、
今年、この文字を自分の心の深くから、湧きあがってくるものとして
新たに書くことのできることに、ひとつの実りを感じている。

この言葉のもつ深い意味が、
またひとつレベルを上げて、私を迎え入れてくれたような気がしているから。

私の書いた書き初めを スタッフに見せて、
「今年はますます、これでいきましょう」
と、新年のダイニングのスタッフミーティングで、話した。

こういうことを きちんと共有できるスタッフがいる、
ということもまた実りのひとつ。

価値を共有出来る人、
自分の真実を語ることの出来る人。
そういう人の集まるチームをずっと望んできた。

ミーティングはレストランの、植物に囲まれたパティオで行われた。
ダイニングマネージャー、
キッチンマネージャー、
6人のダイニングスタッフ、
そして私。

そこで、皆んなの顔を前にしていると、
それぞれの人の持つ美しさが、私の心に映し出されて、
胸がいっぱいになってしまった。

言いたいことは沢山あった。
ダイニングスタッフは殆どが20代なので、私から見れば、
お客様への気遣い、言葉かけ、掃除、
など細かいことが多々あるけれど、
結局、そういった小さいことは消えて、
ただ、ただ、皆んなに感謝の気持ちしか口にしたくない、
という強い欲求が込み上げてきた。
そういった言葉しか、彼女たちには相応しくない、という感覚。

でも、それではミーティングにならないので、
最後に 静かにそれらを伝えて、お願いした。

肝心なのは、たとえどんなことがあっても、
彼女たちのもつ本質的な美しさ・・・
それは若いゆえに簡単に、
当人が自信を失うこと、不安をもつこと、外的な現象などで
見えにくくさせるものだけど、
誰にも侵されることのない、自分の中の美しさを、
まっすぐに見つめられる目を 曇らせることのないよう・・・。

それぞれの本質的な美しさを 
どんなときにでもまっすぐに見ることのできるよう、
彼女たちには 強くあって欲しい。
そしてこの仕事場が、彼女たちにとって、
それを多く、思い出させる場であれば、と。

私はここで そんな時間を共有していきたいのだと、あらためて知った。

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庭で密やかに咲いていた、ローズマリーの小さな花。
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by S_Nalco | 2011-01-30 09:49 | ホスピタリティ