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雪日和

この冬はおもいきりスノーボードしたいから、
と去年のクリスマス前に
スキーリゾートの土地へ引っ越した長女。

そこへ、恒例の2月のスキー休暇中の
高校生の息子と夫と3人で遊びに行く。
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雨の中、5時間のドライブ。
でも途中、こんなタイミングで虹が見えた。
ラッキー!

子供たちはスノーボード三昧。
私たちは雪景色を眺めながらのんびり3日間を過ごした。

スキー休暇のはずなのに、
休暇が終わればひどい筋肉通に見舞われて
仕事に復帰するのが大変なので、
もう、スキーはいいよね、なんて、去年から早くもリタイア。

雪の中、ゆったりジャグジーに浸かれるほうが
今の私には幸せ感がおおきい。

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泊まった宿がスキー場から近いので、
子供達はお昼ごはんにも歩いて宿に戻って来る。

「おうちごはん」を長女からリクエストされて、
借りたのはキッチン付きの宿。
いつもと違う台所で料理するのは楽しい。
機能的で何から何まで揃っているけど、
箸がないのには閉口した。
炊飯器だけは持参していたけど、
菜箸一本にこんなに焦がれるとは思ってもみなかった。

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1カ月近く降ってなかったらしいけど、
着いたその夜から積り出して・・・・。
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一日中、スープをことことさせているには
ぴったりのシチュエーション。

寒い、とあったかい、はこんなにも近いんだ。
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by S_nalco | 2011-02-24 18:43 | 休日

バレンタインズデー

バレンタインズデーは一年で一番忙しい日。

でも、誰もがすでに愛一杯で、
誰かさんと手をつないで来店してくれるこの日、
店内は本当にあたたかいLOVEのエネルギーで満ちているのを
毎年感じることのできる、素敵な日。

さて、数日前から予約で一杯になるにも関わらず、
当日も予約なしで立ち寄る人、
テイクアウトのオーダーでひっきりなしに鳴る電話、
そんな時に一組の老夫婦がやって来た。

彼らのシートはカウンター席、と予約シートには書いてある。

それでカウンター席に通そうとすると、
二人はきっぱりと、
「カウンターには予約してない」、と。

何かの間違い。

白髪の二人のうち奥様のほうは杖をついていて、
入口の椅子にすでに腰かけて、
頑としてテーブル席を待つ体制。

けれどその時点で、空いている席はただひとつ、
しかも30分したら来ることになっている4人のお客様の予約席だった。

若い人へなら、事情を説明して
カウンターに座ってもらうしか
他にチョイスはないのだということを説明するけれど、
この老夫婦に、他に何と言えるだろう?

「テーブル席を用意しましたよ、こちらへどうぞ」。

後先考えずに流れに乗ってしまうしかないことがある。
その時の状況にあわせて「最善を尽くす」。

あとから来る4人のお客様のことを考える暇もないくらい忙しくて、
ついにそのときがやってきた。

中年のダブルデートのカップル。

ふたりきりでなかったのが良かった。
4人は着いたときからすでに彼らのお喋りに夢中で、ノリが良かった。
私が こちらの手違いで席がまだ空いてないのだと告げると、

「いいわよ、また明日来るから、気にしないで。」とあっさり。

たいていのお客様にこんなことを言えば
激怒されるのがあたりまえなのに。

聞けば、はじめからうちか、
もうひとつ、町にあるスシ屋か決めかねていたのだそう。
そのレストランは広いので予約なしでも入れるし遅くまで空いている。
「そこに行くわよ!」と笑顔で出て行かれた。

こんなお客様に当たるとはほんとうにラッキーなこと。

けれど、いつも色んな形で私達はラッキーなのだ。

その時の状況で
「最善を尽くす」ことで、
宇宙は欠けた何かを取り戻そうと動いてくれるようだと気づいたのは、
いつ頃だったのだろう?

今日のような
「他の店に行くからいいわよ」と、
バレンタインズデーのようなスペシャルな日に、
そんなことを言ってくれるお客様は本当に稀だけど、
キャンセルが入ったり、
遅くなるからと連絡があったり、
前のお客様が予定より早く帰ったりして
終わってみれば、
たいていツジツマがあうようになっている。
(他にも急きょ、余分のテーブルを押し込んだり、
お隣のテイクアウトの店に席を作ったこともある)

以前は今日のような日があるたびに 私はパニックに陥り、
そしていつもこんなふうに助け舟が出されたり
アイデアが湧いてきたりして、事なきを得る、
結局は 誰もがハッピーエンドになる体験を多くして、
今は心配する代わりに、
「大丈夫、うまくいく」と自分に言い聞かせる。

瞬間、瞬間で最善を尽くすこと。
同時に全体を眺めている視点をもつこと。

このふたつを同時に試されていることがわかったから。

だからと言って、あぐらをかいているのではない。
そんなことをしたら宇宙のサポートシステムから外されてしまう。
ただ、「心配する」というエネルギーは何も助けにはならない。

カウンター席が大嫌いな例の老夫婦は、
テーブルにコメントカードを残してくれた。

「11年前に日本でお好み焼きを食べて以来、大好きになりました。
このへんの日本食レストランでお好み焼きが食べられるのはここだけ。
ほんとうにありがとう。」

席がなくて帰ったもらった4人のお客様には、
翌日お詫びの電話を入れた。

次に来店するときのスペシャルサービスを約束して。
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by S_Nalco | 2011-02-22 07:13 | ホスピタリティ

協力とバランス

ダイニングスタッフの一人が風邪をひいて 
仕事に来られなくなった。

金曜日の夜は代わりを探すのがいつもより大変。
たいてい誰もが週末の予定を入れている。

けれど、そんな時にでもいつも何とかしてくれようと
融通を利かせてくれるのは、働いて4年目のSさん。

「私が入るよ」

セルフォーンにメッセージを残してくれる。

自分のことだけでなく、
店がスムーズにまわるようにいつも気を遣ってくれる、
この若い彼女にはそんな親心がある。

けれど、実際のところ彼女には、
他のスタッフ同様、その日は予定が入っていた。

この町では毎月第一金曜日は 
「ART STROLL」というイベントがあって、
町のギャラリーが遅くまでオープンしている。
そしてこの日は多くのアートファンがギャラリーを練り歩き、
各ギャラリーに用意してあるワインとフィンガーフードをつまみながら
人々はご機嫌な気分で、
作品を見、
それらの作品を創作した地元アーティストと交流する。

Sさんは自分のコラージュの作品を 
ギャラリーに置いてもらって、
この金曜日が初めての「ART STROLL」だった。

しかも聞いてみると
彼女の作品を置いてもらえるのは今月だけという期限つき。
と、いうことは彼女が創作者として出品している間の 
「ART STROLL」は
今のところ今回しかない、ということになる。


そんなアーティスト・デビューとも言える機会を逃してまで、
誰かの代わりに仕事に入ることが
彼女にとって大切なこととは、
私にはとうてい思えなかった。

もちろん彼女が店のことを
いつも優先的に考えていてくれることは、
オーナーとしてこれほどありがたいことはない。
けれど、もし彼女が私の娘なら、
私はきっと彼女にARTのイベントに出るよう背中を押すだろう。

Sさんは全体的に自分への評価が低く、
自分のことを後回しにしがちなのには気がついていた。
周りのことを気にしすぎて、
自分を小さくしてしまう。必要以上に。

よくよく聞いてみるとやっぱり彼女は
イベントにもちろん行きたがっていた。
けれど、いつかまたそんな機会が訪れるわ、
と自分を納得させようとしていた。

「自分にとって大切なことを 
そんなに簡単に手放してしまってはだめよ、
あなたがお店のことを思う気持ちは嬉しいけれど、
あなたが自分の大切なものを守るために、
「No」と言うことは決して後ろめたいことでも何でもないよ。
そしてあなたが「NO」と言えば
物事はあなたなしで収拾がつくように、流れていくものなの。」

宇宙は、
自分がそうと決めたら必ずそれぞれの
「大好き」
を守るために応援してくれるものだから。

ART STROLL は8時までだったけれど、
「7時半までには必ず帰って来てね」
とシンデレラの魔法使いのおばあさんのような気持ちで
私は彼女を送り出した。

金曜日の混雑したレストランに、
彼女は7時前には戻って来て、私に言う。

「作品がひとつ売れたの! 
私があそこに行かなかったら、きっと売れていなかったわ。
買ってくれた人は私と話しているうちに 
作品にもとっても興味を持ってくれたのよ!」

私は味噌汁ののったトレーを片手に、彼女と抱き合って喜んだ。

「自分にとって何が大切かがわかったら、
そのことにエネルギーを注ぎ続けて、
世話をしなければいけないよ」

 その日、自分の作品が売れたことを、
彼女にはこれからもずっと忘れないでいて欲しい。
それは彼女が自分自身を最優先し、
自分を大切に扱ったことへ対しての 
宇宙からの大きなメッセージだと思うから。 



協力とバランス

ここに二つの手がある。
片方の手は、手のひらを開き、
相手を受け入れようとしているが、
もう片方は握り拳をつくり、
抵抗している。
あなたが差し出すのは、どちらの手?
両方を均等に差し出しているだろうか?
あなたは、一方的に与えすぎていないだろうか?
無理な手助けをして、
自分を苦しめていないだろうか?
自分と他人の責任を、
きちんと区別しているだろうか?
バランスの取れた人生を、
もう見つけただろうか?

「魂の目的」ソウルナビゲーション
 ダン・ミルマン 著
 東川恭子 訳
 徳間書店
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by S_Nalco | 2011-02-07 15:34 |

フェイスブックの効用

一年前にきちんとした店のホームページを作ったのに合わせて、
フェイスブックも始めた。 
ツイッターは、このあたりでやっている人を 
私は知らないけれど、
フェイスブックを利用する人口と、
そのネットワークはやっぱりすごい。

フェイスブックに店のページを作って、それを数人の友人に知らせ、
ホームページに載せただけで、
2週間でファンが600人になった。

けれど、興味はあっても、
あまりコンピュータをいじるのが私は好きでないので、
残念ながら、フェイスブックを上手に活用しているとは言い難い。

けれど、つい先日、時間をかけて観覧してみると、
常連のお客さんでも、
若い人たちだけでなく、
50代、60代の人たちさえも、
フェイスブックに自分のページを作り、
ネットワークを楽しんでいることがわかった。
しかも100人、200人と交友を広げているのにはびっくりした。

普段、店に食事に来る、シニアに近い人たちが、
電話やメールを除いて、
お互い顔を見ながらコミュニケーションする以外の方法を
そこまで享受しているとは思いもしなかった。
私だって、フェイスブックのページは
娘がセットアップしてくれたというのに(笑)!

私がフェイスブックを好きなのは、
お客さんとの会話が繋がるところ。

知り合いの誕生日が近くなると、その情報がメールに送られてくる。
その都度 お祝いのメッセージをフェイスブックに届ける。
すると思い出してくれるのか偶然か、
誕生日に店に食べに来てくれたりするのも嬉しい。

彼らの行動や写真がアップされていると、
次に会ったときにその話ができる。
そうすることで、
それまではその人が ただうちの店に食べに来てくれるお客さん、
という一方通行な関係から 
私からもその人に対してアプローチすることができる、
双方の流れができるように思う。
相手も自分が発信したメッセージの
反応が返ってくることはどんなときにでも、嬉しい。

現実の関係性がよりスムーズになる道具として、
フェイスブックは多いに利用できるし、
自分のいるコミュニティで何が起こっているのか、
そして自分はどこの部分に関係していきたいのか、
自分の立ち位置も知ることができる。

スタッフも時々、フェイスブックで得た情報を
上手にお客様へのおもてなしへと生かしているのを見かける。

先日も、常連さんで、
その日が誕生日だという人が
ランチの予約を入れていた。

けれど予約の時間が近くなっても、
彼女らが座るはずの席が空きそうもなかった。

私はそれを察して、店の前に出て、彼女を待った。
彼女の姿を見つけると、
ハグして誕生日のお祝いを言った。
彼女とは 私がその日の朝、
お祝いの言葉をフェイスブックで伝えてあったので、すでに通じている。
それから私はおもむろに、
丁重にお詫びする。

予約の席がまだ空いてないことを・・・!

もちろん彼ら御一行はご機嫌で、
「いいよ、大丈夫、待つよ」と言ってくれる。

それは誕生日、という情報を事前に知って、
そのお祝いの空気を私が携えて店の外で待ち構えていたことと、
多いに関係すると思う。

「言葉を交わす前に、
そこにある空気が人の気持ちに影響することに気がついた私は、
人と人とが言葉を交わそうと半径1メートル範囲、
その人の空気みたいな、
なんらかが伝わってくる距離感に近づいたときに
「空気」がいかに大切かを知ったんです。」

 「和田裕美の人に好かれる話し方」
  和田裕美・著 大和書房

ここで言う空気は、
「第一印象」「笑顔」「心」から成っているそう。
だからあらかじめ空気を作ることを意識して、
お客様を迎えれば、気まずい雰囲気になりそうな時でも、
こんなふうにうまくいくものなのかもしれない。

小さい町の、
常連さんの多い店だからこそのフェイスブックの効用、
これからはもっと活用しよう~。
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by S_Nalco | 2011-02-03 13:50 | コミュニティ