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日本から戻って。

日本から4日前に戻って来た。

一年間、日本の中学校へ
留学していた末娘を迎えに行くのが目的だったけれど、
今回の日本行きには、
色んなストーリーが自分の中で絡まっていて、
それらが整理できるのは、もうしばらくかかりそう。

けれど、日本では、
友人と集い、
家族でお彼岸の墓参りをし、
骨折して病院でリハビリ中の父を見舞い、
彼の話しに耳を傾け、
義姉の誕生日を祝い、
娘が留学中にお世話になった人々にお礼をした。

それらのことが、私をずい分元気にしてくれた。


今、日本で多くの人が、大切な人を失ったときに、
家族や、友人と時間を過ごし、
沢山の感謝を表す機会が与えられたことに。


戻って来てからも、
家を離れていた長女も、しばらく妹と過ごしたいと
帰って来ていたので、
久しぶりに家族が揃って賑やかにしている。

今日は夜になって、みんなで
「Red riding hood」という映画を見に行った。

友人の息子が大学を中退して、
俳優を目指してハリウッドへ行ったのは7年前。

その彼が今回この映画で、
Manma Mia に出ていた
アマンダ・セイフライドの相手役という大役を果たしている。

映画は 私たちにはおなじみの、
「赤ずきんちゃん」をサスペンスとロマンスで創作しなおしたもの。
おとぎ話の世界と、
ヒロインのアマンダがとても美しく、
また、「おおかみ」が誰だかわからなくて、最後まではらはらさせられた。

 子供達は小さな頃から、
スクリーンの中のピーター役であるシャイローを知っているので、
なおさら楽しんだようだった。

 リスクをおかしながらも、
自分の夢を実現させながら生きている人が
まわりにいるというのは、
私たち、とくに子供たちにとっては大きなギフトだな、と
彼らのきらきらした瞳を見ながら そう思った。


この映画、6月に日本で公開予定だそうです。
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by S_Nalco | 2011-03-28 15:42 | 日記

いちにんまえ

常連の写真好きのお客さんが、
ある日 自分で写した店の写真をカードに仕上げて
私にプレゼントしてくれた。

パティオの花とエンジェルを切り取ったシーン。

「素敵な写真!」
私が褒めると、彼女が言う。

「あなたが素敵にパティオをデコレーションしているからでしょう。」

でもそうじゃない。

彼女が見る、私たちのレストランへの視点が、温かくて、優しいのだ。
だからこんな写真が撮れる。

つい先日も、

ヒーターの風が出る部分が汚れてますよ、

というお客様コメントを頂いたばかり。
こんなことを言ってくださるお客様がいてくれるのも、もちろん有難い。

そして、だからこそ、彼女のこんな優しい写真は
私に100倍もの安らぎと、パワーをくれる。d0167973_159752.jpg photo by Chela C.

店は、すでにみんなの場になっていることを、
こんなとき、思う。

私たちやスタッフだけでない、
お客様もふくめて、
皆んながこの場所を クリエイトしている。


数か月前には、
自分のビジネスのプロモーションにしたいから、と
無料でパティオの壁を塗り替えてくれたお客さんがいた。

それは石灰を使った、人の健康にも環境にもいい、
自然素材で仕上げたもの。 Photo by Vital System
d0167973_14392029.jpg

柔らかい色がお客さんにも評判になっている。

そして先日、私が雪遊びのバケーションから戻って来ると、
パティオに私の知らない、
大きな絵がかけてあった。
d0167973_14415815.jpg

スタッフの一人が、
知人から譲ってもらったもので、
「これならNalcoも気にいるだろう」
と私のいないあいだにこっそり飾ってくれた。

意図せずにこうしたことが、自然に起こっている。

この店も一人前になったなあ、と思う。
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by S_Nalco | 2011-03-07 15:16 | 成長

Dance First. Think Later.

d0167973_10411579.jpg

手のひらサイズで 
425ページあるこの本を友達が貸してくれた。
618の、様々な人の言葉の寄せ集め。

はじめのページには、
著者がテレビのインタビュー番組で 
後期のがん患者でもある有名な歌手が言っていた言葉から始まる。

 あなたは生と死から、何を学びましたか?

 「日々食べる、すべてのサンドイッチを味わうことだよ。」

 このシンプル、かつ深い言葉に
著者は打ちのめされたと書いてある。



さんざん色んなことをやらかしてくれた16歳の息子が、
どうしたことか、近頃ではどうも
「宇宙の法則」というものに目覚めたらしい。
「宇宙のゴールデン・ルール」から始まって、
「引き寄せの法則」「シークレット」などのアイデアに夢中になっている。

 私たちの本棚にも興味を示して、色んなことを聞いてくる。
不満ばかり言っていたのに、それが減って、
明らかに使う言葉が肯定的になってきた。

彼の変化を面白いな~と思って眺めている。

自分の得た、新しい知識に興奮し、
開いた扉から漏れる眩しさがもたらす、
ハイな気分が彼を支配して、
全てがうまくいくような気がしている。

大きな地図を手にした時には、
簡単にそこに辿り着けそうな気がしていたのに、
だんだんと、
この3次元に時間というものが存在することを思い知らされる。

プロセス。
タイミングや
シンクロニシティ、
この世界の醍醐味を味わう術をまだ知らない。

Living in the moment

この瞬間に生きる、
ということがどういうことなのか、
何でもいいからそのことについて話してみてよ。

ある日、突然部屋から出て来て彼が私に尋ねる。

でも、何を言っても気に入らない。
きっと、聞きたい「何か」があるのだろうけど、
残念ながら、私の口からは
すでに彼が本から得た知識しかなかったらしい。

一息入れたあとで、私は言う。
「おなか、空いてない?」
母として、最後にはこれしかないよなあ、
といつもの自分の切り札に苦笑する。

「おなかが空いてたら ろくなこと考えない」

それが私の持論だから、
ティーンエイジャーの彼にそう尋ねるのが私の常。
今の彼に、私が母としてできる最大のこと(笑)。

でも今日は意味合いがもっと深い。

この瞬間に生きたいと思うなら、
日々の食事を十分に味わうことから
はじめてみたらいい。


でも、そんなことを言ってみても
きっと今の彼には物足りないんだろうなあ。

一粒のお米を味わう、
究極の真理は
しばらくの間、私のブームにしておこう。
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by S_Nalco | 2011-03-05 11:43 |