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みほさんの料理

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今年の、3月11日にあわせて、
フクシマの子供たちへの寄付を募るパーティを、
サンフランシスコ近郊に住む友人が催した。
Fukushima Baby Project

日本からやって来たシェフのみほさんは、ボランティアでこれらの料理を
20数名分、用意してくれた。

食材を現地で集めるだけでも大変だったと聞いたけど、

彼女の創作料理は延々と続くかのように出て来て・・・
(前菜とメインをあわせると20種類もの料理!)

繊細さ、美しさ、美味しさ。

ほんとうに堪能しました。


その日は、私はこのパーティを主催した友人の家に
賑やかなうちに泊まったけれど、
自宅に戻って来て一日、一日と眠るうちに、
これらの料理が自分の深くに、もっと降りてくるようだった。

ああ、
みほさんの料理は、
ほんとうにお供えものだったな、
と思う。

しみじみと、
ほんとうに一日、一日、
思い出しては、そう感じるのだった。

あまり多くを語らない、
凛とした彼女が、
このパーティのためだけに日本から来てくれて
作ってくれたものを
私はその後も当分のあいだ、今度は心で味わっていたようだった。

彼女の祈り、
このパーティに関わった、すべての人の祈り、
パーティは涙が出そうなくらい素敵だった。

あれから何ヶ月も経って、
やっとここに書けるのは、
自分の中でその体験がやっと、飽和してきたから。


消化して、
昇華したから。

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ごちそうさま、みほさん。
企画してくれたゆきちゃん、
ありがとう!
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by S_Nalco | 2013-05-26 15:17 | コミュニティ

ほんとうのサポートとは。

夕食の買い物をしていたら、
スタッフのYさんがボーイフレンドと一緒にレジに並んでいるのを見かけた。
声をかけて挨拶を交わしたあと、
彼女の後ろ姿を見ていると、
まるでいつもの彼女とは違う、見知らぬ人のように思えた。

彼女は20才のときから、4年、働いてくれている。

その時ふと、もし彼女が店をやめたら、私はとても淋しい気持ちになるだろうな、と思った。

長く働いてくれている人は沢山いるし、その誰をも私は大切に思っている。
でも、何故か彼女はその誰とも違うな、と気づいた。

なかには一緒にランチに行ったり、
深い話になったりするスタッフもいるけれど、
彼女とはそれほどでもない、ごく普通。



ところで・・・
私の友人で、
マッサージをする人がいる。
川の流れる音のする彼女の仕事部屋で、
まったりするのは、
私の贅沢なひととき。

ある日、
「どこか身体で気になるところがある?」
と聞かれたので、
「右耳の奥のほうがときどき、とても痛くなるの」
と答えた。
滅多に、というか殆ど医者にかかったことのない私でも、
今度ばかりは医者に予約を入れようと思っていたところだった。

「OK」
と軽く答えて
しばらく私の耳の後ろに軽く指を置いあと、
「もう大丈夫と思うわ」
と彼女が言った。
そして、すべての工程が終わったあとで、
彼女が訝しげに言う。

「ねえ、私がNalcoの耳を手当てしていたときね、
なんか変なものを見たの。それがどうしても、
今の私が知ってるNalcoと繋がらないから、
もし、違うと思ったら言ってね。」
と前置きしてから話し始めた。

なんでも、私はいくつか前の前世で
中国に住んでいたとき、
かなりステイタスの高い家の女性で、
周りの人に命令ばかりしていた。
そして周りの人の意見に耳を傾けることは一切ない、
すなわち聞く耳を持っていなかったらしい。
そのときのエネルギーを、解放する時期に来ていて、
耳の痛さになっていたらしかった。

そのときの映像が友人の頭に浮かんできて、
彼女はびっくりしたらしい。

私はそれを聞いて思わず声を出して笑った。
そして即座に言った。
「あなたは正しいわよ、
それって、私よ、
まさしく!」

彼女と私はもう10年以上のつきあいになるけれど、
もちろん一緒に仕事をしたことはなくて、
ランチや、温泉や、で遊ぶ仲間の彼女には知りようのない私。
もちろん、私だって去る中国時代(?)と今とでは程遠いくらい、
成長してると信じたいけれど、
そういう傾向が私に備わっているのは
自分でも重々承知。

証拠に家族や仕事仲間にそれを話しても
誰も
「そんなことないわよ~」
と言う人はいないし。(それもちょっとどうかと思うけど)。
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(町のチャイニーズ・コミュニティで放し飼いされているクジャク。優雅で、いつも我がもの顔・・・)

ま、話を戻すと、そんなガンコ性質な私に、
若いYさんは、
ずっと素直について来てくれたわけで。

私はスタッフに、
ちょっとでもお客様に喜んでもらえるように、
ということを言い、
最近あった出来事を引き合いにしては、
次はこんなふうにするともっと喜ばれるね、
などと話しているけれど、

考えてみるとYさんの場合、
お客様だけでなくて、
いつも私のことを喜ばせよう、
とさりげなく、思いやってくれていることに思い当たった。


そんな彼女からの波を私はいつも受けていて、
それが私を知らないうちにメンタルにサポートしてくれていたんだ、
と。

もちろん私だけにでない、一緒に働く人も
楽しい気持ちにできるよう、
その人のいいところや、
着ている服を褒めたり、
それが彼女の優しさで表現されているところがよくわかる。

そんなスキルというか、
人との繋がり方を彼女はこの4年ですっかり自分のものにしてしまった。
(4年前は人の目が気になって、
自分を守ることにエネルギーを使っていたシャイな女の子だったのに!)。


それを ちょうど数日後に予定していた彼女との個人ミーティングのときに話した。
お客様のために、一緒に働く人のために、そして私のために、
彼女がここにいてくれることに、
感謝を伝えることができて、
とても嬉しかった。
彼女ももちろん喜んで、
私の知らなかった、仕事での色んな色んなことを話してくれた。


そういえば、あれ以来、ぴったり私の耳が痛くなることもなくなった。
中国のお話はまさに過去のものに・・・ほっ。(笑)。
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by S_Nalco | 2013-05-20 16:04 | 日記

幸せなお札

今回、日本に里帰りしてその間、いくども惚れ惚れしていたのは、
日本のお札の美しさ・・・。

デザインの美しさ、云々ではなくて
お店などで、おつりとして受け取る紙幣そのものが、
たいてい新札なみに美しい!

「なんでこんなにお札がきれいなの?」

あちこちで色んな人に質問してみるも、
どうも日本人にはそれが当たり前すぎて、
私のギモンがすぐには腑に落ちないらしい、
それもすばらしい!!!

私は自分のお店でレジのお金を扱いながら、
もみくちゃにされ続けているらしい風体の
ワシントン(1ドル札)やリンカーン(5ドル札)のシワを、
せっせと伸ばしている。
「ごくろうさん、ごくろうさん、こんなに働いてくれて!」
そう思わず口について出るくらい、
この偉大なかつての大統領たちへの国民の扱いといったら!
100ドル札のベンジー(ベンジャミン・フランクリン)だって、
そうそう颯爽としているものに出会うことはない。

しわしわ、
落書き、
スタンプ。

そんなアメリカの紙幣に比べて、
日本のは、
夏目漱石さんをはじめ、どなたも
清潔感にあふれ、
プライドに満ちているように見えた。
ああ、
日本の紙幣のなんて幸せなこと!

私の小さな町の銀行に行ったって、
「もっと、きれいな紙幣ないですか?」
と言わなければならないほどで、
そうすると、
相手の銀行員は、
必死に探すことになるので、それも申し訳ない。

さて、
日本からこちらに戻るとき、
日本に預金しておいたお金を今回ドルに換えてきた。
関西空港の窓口で頂いたのは、
すべて新札のベンジー!!!

楽しかった日本滞在の最後のプレゼント!
と思うくらい、
さわやかなベンジーのお姿たちと、
新札の香りにうっとり・・・・

ほんとはタンス預金にして、
ときどき匂いをかいで楽しみたかったけど(?!)
やっぱり銀行に持っていった。

若い銀行員は、
「あら、ぜんぶ新札!」
と、私の予想どおりの反応だったので、
思わずカウンターから乗り出して、言ってしまった。

「ねえ、ねえ、すっごくいい匂いでしょう!?」

たぶん、引かれた、と思う。

それでも懲りずに、
日本から帰って以来、くたびれたお札を見るたびに、
まわりに言っている。
「日本って、お札がきれいなんだよ~」。
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by S_Nalco | 2013-05-14 05:44 | 日記