ある日、
私のお気に入りの ダイニングスタッフが 嬉しそうに報告してきた。 「このあいだのディナータイムのときにね、 とっても素晴らしいお褒めの言葉を お客様からもらったのよ」 「どんな?」 「あなたはまるで、ホワイト・バージョンのNalcoね、って!」 ホワイト・バージョン! 他国民族で構成しているアメリカでこその、こんな表現。 でも、「そんなこと言っていいの?」 って感じだけど、 イエロー・バージョンの私はこれを聞いて、 大笑いした。 お客さんで、 ラスト・ネームがホワイトさんと言う人がいて、 娘と町を歩いているときに、 その家族に会った。 「あら、ホワイト・ファミリーがお揃いで!」 と声を掛けると、 娘がぎょっとしたように私を見たけれど、 あとで、名前が「ホワイト」だと知るとほっとしていた。 (娘よ、私がそんな失礼なことを言うとでも?) 宗教と政治、野球の話はタブーと言われる。 先日もお店で仲良くなったお客さんの家へ呼ばれて 一緒に晩御飯をご馳走になったけれど、 ユダヤ人の彼らと、 話が多岐に及んでくると、 民族性、宗教、は相手をより深く理解するのに役立つから そんな話にもなる。 そんな時、いつも思い出すのは、 相手を100%理解することなんて不可能だということ。 それをわかったうえで、 相手を果てしなく、 理解しようとする姿勢だけが、 常に希望なのだということ。 その姿勢があるから、 尊敬や、謙虚さが生まれる関係が出来るのだと思う。 たとえ同じ、イエローでも、 二つとして同じ色はないのだろうから。 (庭で咲いた色とりどりのチューリップ、 店に飾って、スタッフや沢山のお客さんに喜んでもらいました)
by S_Nalco
| 2012-04-23 07:42
| 日記
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北カリフォルニアでのお気楽ヒッピー暮らしから、2003年、広島風お好み焼きとおスシをメインにした日本食レストランを開きました。3年後には店のお客様10組から支援を受けて、店の建物を購入、テイク・アウトの店をさらにオープン。町角の小さな「お好み焼き屋」をと思っていたのが、現在店はスタッフ30人のファミリーに。
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