アメリカのホーム・パーティには
「ベイビー・シャワー」というのがある。 生まれてくる赤ちゃんのために プレゼントを持ち寄って集まるパーティで、 私はこのパーティが一番好きだと思う。 たいてい妊婦さんの友人が呼びかけて、 基本的には女性だけの男性立ち入り禁止のパーティ。 生まれてくる「赤ちゃん」を期待しながら、 妊婦さんを囲んでの食事、 「ベイビー・シャワー」お決まりのゲームや ハンド・ワーク、 プレゼントのお披露目と続き、 切り分けたケーキを頂いておひらきとなるのが定番で、 女性だけ、という集まりが創るエネルギーも手伝ってか、 それは、それは和やかで 温かなパーティになる。 私も長女が生まれる前には友人がしてくれたし、 自分も友達のを何度か催したこともある。 ここ数年では年齢的にか、そんな機会も来なかったけれど、 今年は 私の若い友人や、 年上の友人の娘の出産を控えて 4つもベイビー・シャワーに参加できて とても嬉しい。 私は長女を生むときに アメリカで保険もないし、お金もないし、 で 分割払いにしてくれるお産婆さんを友人に紹介してもらって 自宅出産をしたけれど、 それがきっかけで、 自分の暮らしや考え方を大きく見直すことになった。 その後、次の子を妊娠して、 最終的には夫と二人で出産をすることを選んだときにも、 自分で「大丈夫」、と思えるまでのプロセスは、 今でも私の一部になっている。 友人にも、自宅出産や自然分娩を望む人がいて、 妊娠中から体調だけでなく、食事にも有機野菜だけを選ぶなど、 ずい分気を使っても、 最後の最後で それが叶わずに、大きな病院に運ばれて 帝王切開になったりすることもある。 でも、思いがけない展開になったとしても、 最後に元気な赤ちゃんが生まれてくれば それで全ては帳消しになるし、 妊娠期間の間に自分が考えたこと、やったことだけは きちんと自分の中に財産として残っていくものだと まわりを見ていてもそう思う。 さて、来月の初めには、たぶん今年最後のベイビー・シャワー。 今から何をプレゼントに選ぼうかと、 ショッピングに行くのを楽しみにしている。 赤ちゃんの肌着にパーティの参加者がそれぞれに 好きな布を選んで、好みの形に切り抜いてデザインしたもの。 楽しかった~。 これまでで一番嫌だったのは、 ベビーフード(市販のビン詰め)の中身を当てるゲーム。 ほんとに不味くて、 悲しくなるほど(笑)!
by S_Nalco
| 2012-11-10 14:08
| 日記
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北カリフォルニアでのお気楽ヒッピー暮らしから、2003年、広島風お好み焼きとおスシをメインにした日本食レストランを開きました。3年後には店のお客様10組から支援を受けて、店の建物を購入、テイク・アウトの店をさらにオープン。町角の小さな「お好み焼き屋」をと思っていたのが、現在店はスタッフ30人のファミリーに。
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